2014年7月28日月曜日

土用の丑の灸

土用の丑の日。

「土用」は立夏の前は夏の土用、立秋の前が夏の土用という風に各季節にあります。各18日ずつあって、この「土用」の時期は五臓のなかの「脾」が働きます。そのためこの時期は脾の機能が低下しやすくなります。

脾と胃は表裏関係にあるので当然胃の働きにも影響がでます。

そこで土用には脾・胃を補う食べ物をということで、夏の土用にはビタミンA,Bを多く含むうなぎを食べるという習慣が江戸時代頃に平賀源内の発案によって流行し現在でも続いています。


脾を補うのはうなぎじゃなくてもいいじゃないか。

ということで「土用の丑の灸」。

今日は三野町保健センターで「夏バテにお灸」というお話をさせていただきました。



みんなで「足三里」にお灸体験。松尾芭蕉も毎日据えた有名なツボ。胃腸の調子を整えてくれます。


これからは「土用の丑の灸」もいいかもしれません。




 お医者さまでも草津の湯でも治らぬ病がお灸で治る

効くか効かぬか論より証拠

据えたもぐさがものをいう




2014年7月23日水曜日

大暑

今日は二十四節気でいう「大暑」です。一年で最も暑い日らしい。

東洋医学では自然界の陽気は夏至に極まり、夏至からは陽気がだんだんと少なくなり、陰気が次第に増えて冬に向かっていきます。

大暑のつぎは立秋です。

昔の暦と現在の気候は少しずつ違ってきているのかもしれません。しかし、人間は自然の中に生かされています。自然の流れに応じた生活が健康の秘訣です。


昔の生活を見直してみてもいいかもしれませんね。



冷たいものの食べ過ぎは脾・胃を弱らせますが、漢方的には甘味で脾を補います。何事も中庸、腹八分目が健康にはいいと思います。

かき氷が美味しい季節です。





2014年7月22日火曜日

尾道

今回は毎月の広島出張の帰りに尾道に寄ってきました。

尾道は「坂の街」「文学の街」「映画の街」として有名です。
6年前に1度訪れたことがありますが、商店街には色々なお店が増えていました。




「パン屋航路」






昔は銭湯だったようです






「みちこ鮮魚店」







新しいお店と昔からあるお店、路地。

大切な物をしっかりと残しつつ新しいチャレンジを続けている街。





「この世に生き残る生物は、最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、

最も変化に対応できるものである」





2014年7月14日月曜日

CATV

今日は高瀬町子育て支援センターでスキンタッチ教室を開催しました。

なんと今回は三豊ケーブルテレビが取材にきてくれました。
三豊ケーブルテレビは地域の行事などを放送してくれています。スキンタッチや小児鍼が少しでも浸透してくれたらいいなと思います。



近くでカメラを構えられると緊張します(汗)。





小児鍼やスキンタッチを初めて見たという人もいましたが、親子のスキンシップのツールとしてもうまく活用していただければ幸いです。



子どもの「脳」は肌にある

小さい頃の親子のふれあいは、お子さんの記憶にしっかりと刻まれています。
お母さん、お父さんの愛情を肌で感じています。






2014年7月13日日曜日

勉強会

今日は毎月参加させてもらっている経絡治療学会徳島部会の勉強会。

鍼灸には色々な流派があり、「経絡治療」とはその一つの流派です。


徳島部会は非常にアットホームな雰囲気で、県外からもたくさんの鍼灸師や学生が勉強に来ています。
勉強会に来るたびにとても刺激を受けます。




「古典鍼灸に身を投じ、楽しみながら続けよう。4000年の歴史ある、伝統医学は伊達じゃない。」



やらなきゃ損々。




2014年7月11日金曜日

月に一度の。

広島で出張治療をしています。
今回は6月29日に行ってきました。


会場に着いたらベッドやタオルなどの荷物を運び、鍼灸道具を並べ終えたら少し一休み。
そして鍼療スタートです。


院長が鍼療している間は、私は息子と受付係。来てくれる患者さんは昔からの顔なじみの方も多いので、来られたらしばしのおしゃべりタイム。仕事の話、子どもの話、お好み焼きの話、超ローカルな話と話題は尽きません…(笑)


受付で盛り上がり始めた頃にお名前を呼ばれて鍼療室へ。

艾(もぐさ)の香りに包まれながら気持ち良さそうにうとうとされたり、せんねん灸の使い方を練習されたりとお灸にも興味津々。


そして帰り際に、
「月に一回こうして鍼して身体を整えておくと調子が良いんよ」
「来月も楽しみにしとるね」
と言ってくださいました。

嬉しい言葉です。

あっという間に半日の鍼療を無事に終え、ほっと一息。

院長は大好きな力水をぐびぐび飲んでいます。



大西灸堂は、必要とされている方がいる限り、どこへでも行って鍼灸するぞという気持ちで取り組んで行きます。(気力と時間の許す限り・・・)









2014年7月10日木曜日

山本町 スキンタッチ教室

今日は台風の接近が心配されましたが、香川県は大きな被害もなくスキンタッチ教室も無事に開催できました。

山本町の子育て支援施設「ぴよぴよカンパニー」でスキンタッチのお話です。



参加されたお母さんからの悩みや質問で多かったのが「寝付きが悪い」でした。



東洋医学では寝る時には全身を巡っている「血」が肝(の臓)に戻ってくることで眠りに入ると考えられています。
目や頭の使い過ぎで「血」が上半身に残ったまま肝(の臓)に戻れないと頭や目が冴えて眠れなくなります。イライラする場合もあります。頭に血が上った状態ですね。


そんな時は歯ブラシで頭をトントン。頭に上った熱を取り除いてくれます。



スキンタッチや小児鍼で全身の「気」「血」「水」の循環を整えましょう。









2014年7月8日火曜日

親子スキンタッチ教室のお知らせ

今月の三豊はりきゅう応援隊は、三豊市山本町と高瀬町で親子スキンタッチ教室を行う予定です。
  



7月10日(木) 10時30分〜
ピヨピヨカンパニー 移動やまもと広場(山本町保健センター二階)にて
 
   
7月14日(月) 10時15分〜11時15分
高瀬町子育て支援センター(高瀬町上高瀬2025−3)にて




スキンタッチって何だろう?小児鍼って?スキンタッチに使う道具(スプーン、歯ブラシ、ドライヤー)の使い方についてのお話や、お子さんの体質に応じた個別スキンタッチ指導などを行います。

 

 



2014年7月6日日曜日

ミーティング風景

大西灸堂も参加している「三豊はりきゅう応援隊」は時々ミーティングをしています。

前回の活動の反省や次回の打合せなどをしています。いつもお茶を飲みながらのんびりと。




この日は7月10日と7月14日に依頼されているスキンタッチ教室の打ち合わせてす。


ちびっこ隊員は「モデルは僕に任せて」と言っているようです。





小児鍼やスキンタッチは子どもの治療や健康維持に有効ですが、それだけでなく子どもが心身ともに健康であれば育児を頑張るお母さん、お父さんの負担も軽くすることができます。



最近、育児の大変さ(お母さんの大変さ)が分かるようになりました。やはり自分で経験してみないと色々な悩みのある方に寄り添うことはできません。

「見ると聞くとは大違いさ」(映画:耳をすませばより)




母は偉大です。