2015年4月24日金曜日

修行と稽古

副院長は鍼灸の専門学校を卒業してすぐに広島県の有名な先生に弟子入りしました。

「今時弟子入り?」と思う人もいるかもしれませんが、鍼灸術(伝統医学)は歴史のある特殊技術なので師匠について技術を学び、それを後世(後輩)に伝えていくという世界なのです。伝統芸能では弟子入りは今でもありますよね。

鍼灸が世襲じゃなくてよかったと僕は思っています。

今ではなかなか弟子をとってくれる先生も少なかったり、色々な理由で弟子入りしたいけどできないというのが現状かもしれません。

そう思うと副院長はすごく幸せなご縁に恵まれていたと思います。しかし当時を振り返るととても大変で師匠は手取り足取り教えてくれるわけではなく、ただその背中を見ていただけでした。

習い事の「お稽古」は先生がつけてくれますが、修行は違います。自分で考えて悩んで師匠の技術、知識、立ち振る舞いすべてを盗み、我が身に付けていくもの。

受け手の気持ちや心構えで修行は変わってきます。

最近、お稽古に興味を持ち出した副院長は「今ならわかる」と遠い目をして当時を振り返っています。その視線の先には偉大な師匠の背中が・・・。





2015年4月22日水曜日

スキンタッチ

今日は高瀬地域子育て支援センターでスキンタッチ教室でした。



こちらの支援センターは旧・東部保育所の建物と園庭をそのまま使用しています。自然豊かな支援センターです。




先生方は毎月いろいろなイベントを企画してくれており、その中の一つに三豊はりきゅう応援隊のスキンタッチ教室があります。





今回は12組の親子が参加してくれました。スキンタッチのもとになった小児鍼の説明もしながら、みんなでスプーンの使い方を練習します。


 みなさんマイ・スプーンを持参です。


モデルの坊ちゃんも慣れたものです。


小さいお子さんは「経穴(いわゆるツボ)」というものがまだはっきりと現われていないので、おおまかなラインをスプーンで優しく撫でてあげます。このラインというのは「気」の流れているラインです。金属のスプーンでツボのラインを刺激することで体の「気」や「血」の流れが整ってきます。



昔から疳虫(かんむし)といわれている症状や寝付きの悪さなどは頭に気や血がのぼった状態です。小児鍼やスキンタッチを続けることで「気」の上下の交流が正常になり本来の働きを取り戻します。



今日覚えたスキンタッチ、毎日続けてみてください。少しづつですが確実に体は変化していきます。







2015年4月19日日曜日

ねこ

我が家には猫がいます。2年前の冬に車のエンジンルームに頭が挟まって身動きができなくなっていたのを保護しました。子猫とはいえ猫らしくない失態です。

真っ白な猫でこれもなにかの縁だと思い飼うことにしました。





小さくてかわいいな〜と思っていたら、2年でふてぶてしく立派な大人になりました。もはや目が座っています。肝は座っていませんが。



猫をみていると退屈しませんね。だんだん人間のようにみえてきました。