2016年4月26日火曜日

妊産婦のうつ病

うつ病などで自殺した妊産婦が東京23区で10年間に63人いた事が、新たに東京都の調査で分かったと、朝日新聞に掲載がありました。 


妊娠中から産後までに自殺や交通事故などで突然死した89人のうち、なんと63人が自殺だったとのこと…


うち、妊娠中の自殺した23人は妊娠2ヶ月が最も多く、全体の約4割がうつ病と診断されていました。産後に自殺した40人は4ヶ月がピークで全体の約6割がうつ病と診断されていたそうです。


全国的に調査をすればもっと数は増える事が予想されますが…あまりにも驚きで、残念です。


妊娠2ヶ月…妊娠が分かったくらいでしょうか…。私も妊娠初期には情緒が不安定になり、特に夜間の睡眠中に悪夢や不眠などの症状に悩んでいました。自分では妊娠した事に喜びを感じているはずなのに、心の中には無意識に不安感がつきまとっている、そんな感覚がしていました。安定期を入る頃にはすっかり落ち着いてはいましたが、初期は精神的にとてもしんどかったことを記憶しています。 


そして産後4ヶ月…赤ちゃんのいる生活に慣れ出したころ。産後の疲れが抜けきらないまま育児に突入し、頻回の授乳、睡眠不足、肩こり…など体が疲れきっていた、と思い出します。育児にも慣れてきたころで、緊張の糸がぷつっと切れてしまうころでもあるかもしれませんね…


妊産婦さんに向けた、メンタルヘルス対策を充実させることが叫ばれています。


どうぞ、鍼灸治療もお役に立たせてくださいませ…


おもいっきりおしゃべりをしに来てもいいし、ずっと爆睡しててもいいんです。
子どもを預かってもらえなければ、一緒に来ていただいても構いません。


自分は母親だから、我慢しないと、すべて家族が優先で自分は後回し、と思わないでくださいね。お母さんがリフレッシュして心にゆとりがもてるからこそ、子どもとも笑顔で向き合えます。 

妊婦さんも、思いっきり泣いていいですよ。一人で悩まないでくださいね。


お気軽にお電話でお問合せください☺️

疳の虫ってなんだろう?

疳の虫、疳がつよい… 昔の人はよく言われる言葉ですが、若い世代の方達はいまいちピンとこないかも…。                                    
夜泣き、乳吐き、イライラしやすい、奇声、かみつき、チック症状、情緒不安定…などの症状をまとめて、昔の人は【疳の虫】 と呼んでいました。 現在、このような理由で小児科を受診すると、小児神経症 と言われることもあります。簡単に言うと、ストレスです。                       
「子どもの成長過程で、時期的なものなので、成長して治まるまでお母さんが我慢してください。」と、大抵は言われるのではないでしょうか?                                                        

西洋医学では治療法はありませんが、東洋医学では子どもに小児鍼を行います。小児鍼では、この疳の虫治療が最も効果を発揮しやすく、またその他の子どもの慢性疾患全般(食欲不振、便秘、下痢、アトピー性皮膚炎、中耳炎…)などにも治療をします。                                              

疳の虫で来院されたお子さんに、定期的に小児鍼に来てもらうと、早い子で2〜3回目で落ち着いてこられます。そうすると、お母さんの表情も和らいできます。                                                


子育て中のお母さん、お父さん、時期的なものだから仕方ないと、我慢しなくていいんですよ。何か困った事があればいつでもご相談ください。                                                       



遠方で定期的な来院が難しい方には、ご家庭で出来るスキンタッチをお教えします。  ぜひ、毎日の子育ての中に、触れ合い遊び感覚で取り入れてみてくださいね。                                              

渦中にいる中ではしんどい時もある子育てですが、過ぎてしまうのもあっという間。                                           

そういえばあのこんなことで悩んでたな…と笑える日がきっと来ます。

 

 
桜の花は気がつけば散り、季節は初夏を迎えます。 

              

2016年4月20日水曜日

親子スキンタッチ教室

今日は久しぶりのスキンタッチ教室でした。高瀬地域子育て支援センターで開催され6組の親子が参加してくれました。


今回は佳奈先生のお話です。現役ママさんなので皆さん育児の悩みなどを共感しながら聞いてくれていました。









「子育てって長いようであっという間よ」と何かのCMで言っていましたが確かにそうかもしれません。大変だと感じる時は時間が過ぎるのが長く感じますが、二度とないかけがえのない時間でもあります。正解かどうかはすぐには分かりません。最後になってよかったなと笑えれば正解だったと思います。



できれば今も毎日笑いながら育児ができるように小児鍼やスキンタッチで少しでもお手伝いできるように、三豊はりきゅう応援隊は今日も行く!






2016年4月15日金曜日

健康づくり応援団

今日は健康づくり応援団の健康教室。今回で2回目となる高松信用金庫高瀬支店さんでの開催は、企業が地域のお客さんのためにと企画して私たちに依頼してくれました。企業の地域貢献に貢献できるというのもありがたいことです。




立派な看板を用意してくれていました。さすが高松信用金庫さんです。




健康教室は予防医学のお話とヨーガ、そして東洋医学の3部構成です。私は「花粉症のツボ」についてお話してきました。前回は陰陽論について話したので今日は五行論について。そして春の養生法とお灸体験です。













五行の性質と五行色体表の説明は前回の陰陽論よりも皆さんイメージしやすかったようです。特に五味(五種類の味)から春にとるとよい食べ物や五蔵を養う味についての説明は熱心に聞いてくれました。

陰陽論は自然の変化を人体に当てはめたものなのですが、以外と自然の小さな変化や移り変わりというものは意識していない方が多いのかもしれません。
ゆっくりと歩いて自然の変化を感じられる余裕を心に持ちたいものです。







5月の健康づくり応援団の出張講座の日程

5月6日 勝間地区公民館 「ツボの見つけ方」
5月10日 原下自治会場 「ツボの見つけ方」
5月22日 高瀬公民館

講座の依頼は「町づくり推進隊たかせ」までご連絡ください。