2016年4月26日火曜日

疳の虫ってなんだろう?

疳の虫、疳がつよい… 昔の人はよく言われる言葉ですが、若い世代の方達はいまいちピンとこないかも…。                                    
夜泣き、乳吐き、イライラしやすい、奇声、かみつき、チック症状、情緒不安定…などの症状をまとめて、昔の人は【疳の虫】 と呼んでいました。 現在、このような理由で小児科を受診すると、小児神経症 と言われることもあります。簡単に言うと、ストレスです。                       
「子どもの成長過程で、時期的なものなので、成長して治まるまでお母さんが我慢してください。」と、大抵は言われるのではないでしょうか?                                                        

西洋医学では治療法はありませんが、東洋医学では子どもに小児鍼を行います。小児鍼では、この疳の虫治療が最も効果を発揮しやすく、またその他の子どもの慢性疾患全般(食欲不振、便秘、下痢、アトピー性皮膚炎、中耳炎…)などにも治療をします。                                              

疳の虫で来院されたお子さんに、定期的に小児鍼に来てもらうと、早い子で2〜3回目で落ち着いてこられます。そうすると、お母さんの表情も和らいできます。                                                


子育て中のお母さん、お父さん、時期的なものだから仕方ないと、我慢しなくていいんですよ。何か困った事があればいつでもご相談ください。                                                       



遠方で定期的な来院が難しい方には、ご家庭で出来るスキンタッチをお教えします。  ぜひ、毎日の子育ての中に、触れ合い遊び感覚で取り入れてみてくださいね。                                              

渦中にいる中ではしんどい時もある子育てですが、過ぎてしまうのもあっという間。                                           

そういえばあのこんなことで悩んでたな…と笑える日がきっと来ます。

 

 
桜の花は気がつけば散り、季節は初夏を迎えます。 

              

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