疳の虫、疳がつよい… 昔の人はよく言われる言葉ですが、若い世代の方達はいまいちピンとこないかも…。
夜泣き、乳吐き、イライラしやすい、奇声、かみつき、チック症状、情緒不安定…などの症状をまとめて、昔の人は【疳の虫】 と呼んでいました。 現在、このような理由で小児科を受診すると、小児神経症 と言われることもあります。簡単に言うと、ストレスです。
「子どもの成長過程で、時期的なものなので、成長して治まるまでお母さんが我慢してください。」と、大抵は言われるのではないでしょうか?
西洋医学では治療法はありませんが、東洋医学では子どもに小児鍼を行います。小児鍼では、この疳の虫治療が最も効果を発揮しやすく、またその他の子どもの慢性疾患全般(食欲不振、便秘、下痢、アトピー性皮膚炎、中耳炎…)などにも治療をします。
疳の虫で来院されたお子さんに、定期的に小児鍼に来てもらうと、早い子で2〜3回目で落ち着いてこられます。そうすると、お母さんの表情も和らいできます。
子育て中のお母さん、お父さん、時期的なものだから仕方ないと、我慢しなくていいんですよ。何か困った事があればいつでもご相談ください。
遠方で定期的な来院が難しい方には、ご家庭で出来るスキンタッチをお教えします。 ぜひ、毎日の子育ての中に、触れ合い遊び感覚で取り入れてみてくださいね。
渦中にいる中ではしんどい時もある子育てですが、過ぎてしまうのもあっという間。
そういえばあのこんなことで悩んでたな…と笑える日がきっと来ます。
桜の花は気がつけば散り、季節は初夏を迎えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿