2015年9月22日火曜日

秋の夜長に

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋。


秋はいろいろとやる気がでる季節のようです。私は鍼灸の古典の復刻本作りに勤しんでおります。いつもはプリントアウトして和綴じにするだけだったのですが、今回は出来るだけ原本に忠実に再現しようと頑張ってます。


現代語訳の本も出版されているのに、なぜ漢字ばかりの読みにくい古典なのか?それは若い子がローバーとかVWビートルに「なんかカワイイから」と乗ってるのと近いものがあるかもしれません。故障も多いし、メンテナンスも大変だし、新しい車の方が快適だと思います。

漢字ばっかりの難しそうな本を持ってると「なんか鍼灸がうまくなったような気がするから」。
入り口は何でもいいんです。そこから味わい深さが見つけられれば。






鍼・灸という道具の力を最大限発揮できるのは「古典」の中にある理論だと思っています。



今回の復刻和綴じ本は「鍼灸重宝記」。もうタイトルだけで治りそうなすごい名前です。
これは江戸時代くらいの本で簡潔にまとめてくれています。仮名まじりで読みやすいのですが、見慣れない昔の平仮名に苦戦しております。








秋の夜長に先人達の残した歴史を味わいたいと思います。でもすぐに眠くなってしまいます。秋ですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿