出張出前講座でいろいろな集まりに出向いて健康についてのお話をしています。
私たち鍼灸師はお灸教室を担当して、東洋医学の話やお灸体験などを行っています。
今回は高瀬町比地二保健センターにお邪魔しました。私は「季節と陰陽」というテーマで秋から冬の養生法とツボの紹介です。
ここ数年はどうも自然の天候の移り変わりが昔と比べると違ってきているような気がします。そのため今までにないような自然災害も多く起こっています。
人間の身体も自然(四季)の移り変わりに応じて変化しています。
天候の影響を受けて体調不良や病気が長引いたり、治りにくくならないか少し心配です。
黄帝内経「素問」「霊枢」。鍼灸師の教科書です。このそれぞれ八十一篇からなる「素問」の第一篇には養生のことが書かれています。大長編の最初あるテーマとういことは、その大切さがうかがえます。
「昔の人は百歳を超えても元気だったよ。それに比べて最近の若い者は・・・。」と今も昔も変わらないような文句も書いていますが、昔の人は元気で長生きだったようです。しかし、元気で長生きできた人は「養生」を理解し実践できていた人に限られるようです。
「上古之人其知道者」
○自然(四季)の変化に応じた生活。
○心にわだかまりを持たない。
この二つが昔から言われている病気にならず、長生きできる秘訣です。どちらも現代のライフサイクルでは難しいことも多いかと思いますが、大切なことですね。
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