2015年2月24日火曜日

家伝灸

先日、若い方が扁桃炎をお灸で治してほしいと来院されました。親戚にお灸を勧められたそうです。



私の両親や祖父母世代は色々な病気をお灸で治してもらっていたそうです。

香川県には多度津町に「鴨の灸」という家伝灸もありました。
よく話に聞いたのは塩入温泉だったか塩江温泉だったか、その辺りにお灸の名人がいらして多くの方が治療に行って灸点をおろしてもらっていたそうです。



家伝灸とはその家に代々伝わる名灸です。すごく良く効いたそうです。 

落語の「強情灸」にでてくるお灸は神奈川県の「円海寺護念寺 峰の灸」。全国にはたくさんの家伝灸が残っています。







「若い頃にお灸で治ったからまたお灸をしてほしい」

こういってお灸を受けに来てくれるということは、大先輩方の日々の努力と実際にたくさんの病気を治してきた実績による恩恵を私たちは受けています。

その期待に応えるべく、また後世に鍼灸医術を残すために日々勉強です。






           昭和の名灸師といわれた深谷伊三郎先生。


大西灸堂もがんばって「万病承処(よろずやまいうけたまわりどころ)」を目指します。






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