2017年7月4日火曜日

未病を治す

東洋医学には、「未病を治す(みびょうをちす)」という考え方があります。

未病とは、健康ではないけど病気ではない状態。

つまり「何となく不調」ということ。

現代人で、完全な健康状態の人は少なく、多くの人は未病の状態。

この段階で治療やセルフケアで養生をし、健康な身体へシフトさせることが大切だ。と説いた言葉です。
それが結果として、病気になる可能性を減らすことになります。

これが、東洋医学の真骨頂。


「鍼灸って肩凝り、腰痛になった時に行くもの」
ではなくて、その前段階の

「何となく不調」の段階に、鍼灸で身体のメンテナンスをすることで、
症状を未然に防ぐ、あるいは症状が出ても軽く済む、ということに繋がります。


子育て中のお母さんこそ、身体の声に耳を傾けてもらいたいです。

産後の養生が十分出来なかった人。
疲れがたまっている人。
何となく、でも確かに身体が不調な気がする...の人は

未病の状態。

大きな病になってからでは遅いのです。

私疲れてるんだ、身体が休みたいって言ってるんだ。

と自分の身体の声に耳を傾け、労る時間を作って頂けたらと思います。

自分のために。家族のために。


鍼灸に限らず、ママ友とランチ会やヨガなどで自分の息抜き時間を積極的に作れると良いですね。


「自分に戻れる時間」を大切に。




2017年7月3日月曜日

子育て座談会

日曜日は高松にて、「東洋医学で診る 子どもの身体」と題して子育て中のお母さん達に向けたお話会をしてきました。



東洋医学の基本は陰陽論。

自然界の全ての現象を陰陽に当てはめる考え方は、そのまま子育てや人間関係にも当てはまります。


人間も自然の一部なので、季節に応じ、自然界の陰陽の気の変化と同じ様な生活を心がける事。

旬のものを選び、五味を意識し、五臓(肝心脾肺腎)をしっかりと養うことを心がけるなど、
自然に生きていく上で大切な事をお話しました。



東洋医学的な子どもの身体の診断では、
皆さんやはり、我が子がどのタイプに当てはまるか気になる様。

子どもの持って生まれた体質が分かれば、
性格的特徴、体調不良の時に出やすい症状を知ることが出来ます。

そうすると、その子に合ったお手当て法やアプローチの仕方が分かります。


それはきっと、子育てを楽にしてくれるヒントになるはず。

子どもの出すサインに一番に気づけるのは、きっと子どもの事を一番見ているお母さん。

スキンタッチなどを日々のお手当てに取り入れながら、自信を持って子育てをしていってくださいね。 



後半はお灸も体験してもらいました。

お母さん毎日お疲れ様(*^^*)