2013年4月にうたづ部会が発足して3年目になります。
2013年4月 岡田会長と一緒に
香川県には真鍋立夫先生を中心とした香川支部が古くからあります。真鍋先生は故・池田太喜夫先生に師事し、漢方にも精通しておられる先生です。
なぜ狭い香川県に2つも部会があるの?と思う方もいるかもしれません。
香川支部は非常にレベルが高く、もしかしたら初学者の方にはついていけない人もいるかもしれません。もしそうなってしまうと悲しいことです。東洋医学という素晴らしい理論体系から離れて、ただの刺激療法になってしまっては鍼灸術は廃れてしまいます。
しかし、段階を追って学んでいくと理論、歴史の深さに引き込まれることでしょう。
うたづ部会では初学者の方向けに、まずは東洋医学やその歴史、そして経絡治療に興味をもってもらえるように取り組んでいます。そして、うたづ部会が物足りなくなったり、さらなる高みを目指す人は香川支部や徳島部会、広島部会をお勧めしています。
入り口でつまずいてしまっては先に進めません。しかし、「門」というものも存在すると思います。入門と言うように門に入るにはその門にあった自身の資格が必要です。
まずは自分に合った鍼灸医術の門を探してみてください。
「行鍼施灸は芸術だ。道楽心がなければできない業だ。面白いではないか一本の鍼、一撮の艾で万病を治し得るならば、愉快ではないか。鍼灸をして万薬の作用を起こさせるとしたなら。」
私も耆婆、篇鵲の如き神医となる夢を見つつ・・・。